象のような体と蝙蝠のような羽根を持つ音楽妖怪。
両脇に伴奏の小妖怪を従え、黒い雲に乗って音楽を奏でる。
腹は太鼓、頭はシンバル。その音楽を聴くと体が勝手に踊り出し、死ぬまで踊らされてしまう。
テン丸を苦戦させるが、自慢の音楽もテン丸の音痴には敵わず声に圧倒され撃沈した。

人間の老人に化けて近付き、子供を捕まえ山椒の実に変えてしまう。
実を一つ食べれば千年寿命が延びる。
地面に潜んで近付く事もあり、正体は巨大な山椒魚のような姿をしている。
アニメで最初に退治された記念すべき第一号。
実力自体は巨大化と巻き舌使いくらいで、山椒の実にする以外に特別な攻撃能力はなさそう。
原作では単行本一巻173ページ（第５話）左上のモブシーンに、それらしい姿のカットがあるのみ。格好から判断して同キャラと見て間違いない。

子供の魂を抜き取り石に変えてしまう恐ろしい妖怪。
少女の姿に変身して子供を洋館に誘い込み、多くの魂を抜く。
その理由は、命が尽きようとしていた一人娘の延命に必要な「黄金色(こがねいろ)の魂」を求めての行動だった。
テン丸の持つ天狗万能水の力で娘の命が救われたたことで改心し、娘と共に妖怪国に帰った。
ドクロのペンダントを壊せば石になった人間達は元に戻る。

体に生えている棘のある蔓から種を撒き、地上を「地獄ジャングル」に変えようとした植物妖怪。
蔓を巻きつけ捕らえた獲物から養分を吸う。普段は地中に潜み、蔓だけ地上に伸ばす。地中をモグラのように移動可能。
地獄ジャングルの種は発芽すると蔓が伸び、一日で町全体を覆ってしまう程繁殖力が強い。
本体はテン丸を鷲掴みできる程大きいが、蔓を使う以外の攻撃力がないので切り落とされたらなす術がない。
草くいオケラが草を食べた後の何もない地面にジャングル・ルーツが種を撒くという協力関係にある。

人間の心を吸い取り、口から吐き出す赤い煙は「好きが嫌いになり、嫌いが好きになる」惚れガス。
もう一度吹き付ければ効能は消える。
髪の毛を飛ばし、刺さった相手はいっぺんに年老いてしまう。
語尾が「〜だべ」と訛っている。鬼面坊主を部下に持つ。
人間に化ける能力があり、ヨーコちゃんやおばあちゃんを利用してテン丸を苦しめた、結構計算高い奴。

身長160cm、体重20kg
空も飛べる雪の妖怪。雪を自由に組み立てて動かす事ができる。
スノーブロックが通った後には白い雲ができる。炎に弱い。
残忍非道の大盗賊のボスで、いくつもの妖怪村を全滅させて来た、脱走妖怪の中では強い方らしい。
一度はテン丸を氷漬けにして捕まえるものの（尤もテン丸は無抵抗だったが）妹のクリスタルの「はじめての友達」という言葉に動かされ、テン丸を救出。その為、裏切り者として火炎妖怪ゴキブラーに溶かされて絶命してしまう。
アニメ用キャラ設定が起こされていた所を見ると登場予定だったと思われ、つくづく打ち切りが残念。この話は是非アニメでも観たかった。